やはりな!坐ることの重要性
先日、タイのサッカー少年達(12人)が洞窟から脱出できたことを皆さんはご存知かと思う。そこで、報道もされたと思うのであるが、なぜ10日間も子供達が洞窟で生き延びることができたのかを。わずかな食料と水、そして、精神の安定により救われたと。
精神の安定(calm down)が何より維持できたのが救われる。
皆さんに見ていただきたい写真がある。救助ダイバーが最初に少年たちを発見した時の写真である。
子供達(11歳~16歳)がなんと坐禅をしていたのである。
心を落ち着かせ、無駄な動きをしないということだ。25歳のサッカーコーチは10年間にわたりお寺で修行された方だ。こういう時にこそ何が必要かというと精神の安定だ。落ち着いてただただ呼吸に集中すること。それをコーチ(僧侶)が指導したのだ。坐禅が日常でどれだけ大切かを証明したのだ。
私は、仏教情操教育に坐禅を用いて子供達に指導している。坐るということを通じて心を精神を落ち着かせるということを。それが大人になれば必ず生きる糧になるということを子供達(3歳~12歳)に教えている。最初は坐れなかった子供達も1年もするときちんと坐れるようになる。精神を落ち着かせることを学ぶのである。
子供に指導してから5年になるが坐れる子は大したものである。わずかな時間でも坐っていると時間の経過が早く感じる。「もう終わりなん?」と言う子供もいる。この子供達を連れて京都の禅寺で坐禅の研修を受ける! 楽しみだ!(迷惑をかけなければいいが…。)
坐禅は心身を充実させる手段だ。これからも積極的に取り組みたい。そして、子供達には大いなるいのちの上に自分が堂々と坐っていることを悟ってもらいたい。 合掌、
参考までに
子供達の声(手紙)とコーチの言葉 ーーーー やはり子供は可愛い!
本当に助かってよかった。 ただ、ダイバー1名のいのちが奪われたことが悲しいことだ。南無阿弥陀仏