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ほとけの子って???

毎月一回開催されるベビーマッサージ。好評いただいており、お寺の本堂で輪になってお母さん方と赤ちゃんが集います。まず最初にお経を読んで、お焼香。お母さんに抱っこされながらほとけ様にご挨拶。お数珠(念珠)を手に持って両手を合わし、可愛いものです。手を合わしたらその後はお数珠を口に入れて噛む噛む。お数珠で遊ぶ赤ちゃん達。お経が終わり、お母さん方にほとけ様の話をシェアーします。 「ほとけの子は誰ですか? 仏教徒はみなさん私たち全員ほとけの子です。赤ちゃんも大人も。しかし、赤ちゃんがほとけの子と言われるのは大人とは少し違います。赤ちゃんが座っている姿をよく見てください。我々僧侶は赤ちゃんのどこを見ているかというと、<赤ちゃんの姿勢>なのです。赤ちゃんは座ると背筋がまっすぐに伸びていますね。足は前に手も前にそして背筋が伸びています。その姿をほとけの姿として我々僧侶は赤ちゃんを拝むのです。<ほとけ様を見せていただいたと。>だから赤ちゃんは大切なのです。しかし、どうですか? 成長していきますと背筋も曲がり、椅子に座っても背筋を曲げて足元も落ち着かないですね。そこから差ができてくるのです。座れる子供と座れない子供ができてくるのです。年を重ねてもほとけの子の姿でいてほしいですね。そして自分の命を閉じていく時には、横たわり後はほとけ様にこの命をお任せするしかないのです。ほとけの子は、ほとけへと成っていくのですね。坐禅をしながら命を閉じていくのが僧侶としての理想ではありますが、後はお任せです。ほとけの子として生まれて、ほとけに成っていく歓びを得るのです。感謝です。 赤ちゃんに手を合わせていける親になりたいものです。そしてそのほとけの子を大切に育てていきたいものですね。」 合掌。

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